
ギリシャの島でよく出逢う動物...
といえば、なんと言っても『ヤギ』だろう。
そのほとんどは飼育されているもので、島のあちこちに放牧されている。
そして、そこから逃げ出して野生化したものも少なくない。
普段は険しい岩場の斜面で草を食んでいたり、日光浴を楽しんでいたりするのだけれど...
たまに群れて道路へと出てきては、自由気ままに歩き回ってしまう。
最初に見たときは驚いたけれど、島ではごくあたりまえの光景だ。
ヤギはとても臆病な動物で、忍び足でそ〜っと近づこうとしても、すぐに気配を察して逃げてしまう。
ところが、これがクルマだと傍を通ってもさっぱり警戒しないから不思議だ。
島の美しい景色に見とれてわき見運転なんてしていると、うっかり轢きかねないから要注意!。
なぜ島ではたくさんのヤギが飼われているかということだけど、ひとことで言えば「過酷な環境に強い」から。
地中海式気候区に属するエーゲ海の島々はとても乾燥していて、また夏の暑さは相当なもの。
牛などはこうした環境には耐えられないし、そもそもその餌となる牧草が枯れてしまう。
ヤギたちは粗食だけれど、ギリシャ人の食卓にいろんな食材を供給してくれている。
まずは、そのミルク。
国は違うけれど、アルプスの少女ハイジよろしく、そのまま飲用される。
ミルクの一部は、チーズへと加工される。
ギリシャ名産、フェタチーズだ。
日本ではほとんど馴染みが無いけれど、ギリシャ料理には欠かせない食材だ。
そして、これまた馴染みが無いのだけれど...
その肉。
魚介類以外では、島で自給できる貴重で良質なタンパク源だ。
それはさておき...
海が見渡せる島の丘に登れば、どこからともなく
「カランカラン...♪」
という軽やかな音が、潮風に乗って聞こえてくる。
ヤギたちが首に着けているベルの音だ。
草の上に寝転んで、エーゲ海の青い空と碧い海を眺めながら、その優しい音色を聴いていると...
いつの間にか、夢の中へと誘われてしまっている。
そんな素朴な子守唄を聴きながらシエスタを楽しむのが、私にとって至福の時間だ。
道路を大群に占拠されるとしばらくは動けない
そうそう、草の上でシエスタするときは気をつけて
ヤギの「落としもの」がた〜くさんだから...


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by photographerasuha
| 2015-10-06 23:41

そろそろ引き揚げようと、村の入り口のタベルナまで戻ってきたときだった。
50代半ばくらいだろうか、一人の男性とばったり出逢った。
さっぱり人気が無かったのに、まるで湧いて出てきたかのようだ。
島で一番大きな町でさえ東洋人はいないのに、こんな人里離れた村ならなおさら珍しいだろう。
彼は驚いたような、不思議そうな顔をしつつも、話しかけてきた。
「コーヒーでも飲んでいかないか?。俺はコーラを飲むから...」
えーっと...、そのコーラ代を払うのはあなた?、もしかして私に奢れとでも?。
なんとなく胡散臭く感じてしまったので、丁重にお断りしてクルマに戻ることに。
...けれども、このまま村をあとにすると、なんだかとても後悔しそうな...、そんな予感がした。
それに、よく歩いたので喉がカラカラだ。
ペットボトルの水はとっくに飲み干してしまったし。
気がつけば、足は村へと引き返していた。
「やっぱり、飲んでいくことにしたよ♪」
タベルナの椅子に座っていた彼は、待ってましたとばかりにニコリと笑った。
「そうか、それじゃ店の人を呼んでくるからな。そこに座って待ってろ」
木漏れ日の下で小鳥のさえずりを聞きながらのんびりしていると、お店の人らしき娘さんが注文したフラッペ(=ギリシャ式アイスコーヒー)を持ってきてくれた。
少しばかりねじれたグラスに注がれたフラッペと...、もうひとつ何かが乗ったお皿をテーブルに置くと、優しく微笑ながら穏やかな口調でこう言った。
「この村には観光客なんて滅多に来ないから...。どうぞ召し上がってくださいね♪」
お皿の上には美味しそうなケーキ。
もちろん自家製だ。
疲れた身体に、一層その甘さがしみ渡る。
本当に美味しいモノは、ひとくちごとに幸せを感じる。
ニンマリとしながら、ふと顔を上げると...
いつの間にか、周りには何人かの村人たちが。
私がケーキを美味しくいただいている姿が可笑しかったのだろう。
みんなニコニコしながら、こちらを眺めている。
そんな村人たちの様子もまたどこか可笑しく、ほっこりとした気持ちにさせてくれた。
ケーキの差し入れももちろん嬉しかったけれど...
飾らない笑顔で迎えてくれる素朴な温かさが、私は大好きだ。
そんなギリシャ流の「お・も・て・な・し」、フィロクセニア。
鄙びたシエスタの村には、それが色濃く残っている。
たった2ユーロのフラッペに
美味しいケーキと温かい笑顔が付いてくる
みんな本当に穏やかだ


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by photographerasuha
| 2015-09-26 23:56

梅雨が明けた途端、モーレツな暑さ。
今や30℃後半なんて、珍しくも何とも無くなってしまった。
さすがにこうなると、太陽の下に長い時間留まるのはとても危険!。
日本の夏、過ごし方を少し変えた方がいいかもしれない。
地中海地方の夏も、日中はかなり気温が高くなる。
シエスタの習慣が根付いたのも、そんな環境か背景にあったからこそ。
決して、ただ無駄に昼寝をしているわけではない。
シエスタの町へ行ったなら、地元の人に倣ってシエスタを楽しむべき。
照りつけるお陽さまの下、あちこち動き回ると、とんでもなく疲れてしまう。
『郷に入っては郷に従え』だ。
ところで、シエスタ。
お昼寝を楽しんでいるのは、なにもヒトだけとは限らない。
ネコたちにとっても、大切な癒しの時間だ。
なにしろ、小さなカラダの彼ら。
地中海の太陽はただでさえ強烈なのに、焼けた石畳からの放射熱がさらに追い討ちをかける。
これでは、ストレスは相当なもの。
だから、陽射しの厳しい時間帯は、どこかの物陰に隠れてじっとシエスタを決め込む。
壊れた日干しレンガの隙間、カフェのテーブルの下、オリーブの木の上、換気口の穴の中...。
まるで、かくれんぼのよう。
暑さを凌いで、体力を温存。
そうやって夕暮れまで過ごしたら...
さあ、楽しい街歩きの時間だ。
そもそもネコたち、本来は夜行性(...というより、殆どの哺乳類がそうだ)。
ミュージカル『CATS』じゃないけれど、陽が落ちてからが彼らの一日の始まり。
私たちが夢の中へと誘われる頃、きっと羽を...
いや、尻尾を伸ばしているんだろうなぁ。
「ネコは涼しいところを教えてくれる」
というから後をついてきてみたけれど...
ソコはちょっと一緒には無理だなぁ×××
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
「第21回 あ〜てぃすとマーケット in 横浜赤レンガ倉庫」に出展します(詳しくはコチラ)
2014年8月1日(金)〜3日(日)
11:00〜18:30
横浜赤レンガ倉庫1号館・2階
ブースナンバー 15
入場無料です


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by photographerasuha
| 2014-07-29 22:41

シエスタの町の夜の通りは、なんとなくゆっくりと歩きたくなる。
白熱電球の街灯が作り出す、オレンジ色の癒しの世界。
ガス灯ではないから熱を発するわけではないけれど、なんともいえない温かみが伝わってくる。
その穏やかでムーディーな灯りは、心の中まで届いて、優しく照らしてくれる。
以前のポストにも書いたけど、その様子も少しずつ変わってきている。
街灯もランプも、そして部屋の照明も、蛍光管やLEDへとリプレースが進んでいる。
日本もそうだし、世界的な流れなのだから当たり前のことだけれど...、ひとつ残念なことがある。
日本では蛍光管にしろLEDにしろ、電球色、つまりオレンジ色のモノはどこでも手に入る。
ヨーロッパで電器屋を覗いたことは無いけれど、きっとそれは向こうでも同じだと思う。
なのに、どういうわけか殆ど使われていない。
だから、新しく取り替えられた街灯は、真っ白な灯りに。
コレが、どうにもヨーロッパの町には似合わない。
どこか無機質というか、さっぱり表情が無くなってしまう。
町の灯りだけではない。
レストランでの食事、パブでの一杯、ホテルのベッドルーム...。
どれも、オレンジ色の演出があればこそだ。
ところで、その電球色の蛍光管やLED。
我が家でもあちらこちらに使っている。
色こそ白熱電球にソックリではあるけれど...
やっぱり...どこかベツモノなんだなぁ...。
シエスタの町の夜の路地裏
昼間とはまた別のステキな表情を魅せてくれる
ただし、歩く時は充分気をつけて!
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
「デザインフェスタ vol.39」に出展します(詳しくはコチラ)
2014年5月17日(土)・18日(日)
11:00〜19:00
東京ビッグサイト・西ホール
1階・ブースナンバー G-444


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by photographerasuha
| 2014-05-08 23:48

先日テレビを見ていたら、面白いことをやっていた。
とある企業の、とてもユニークな風習についてのレポートだった。
それは「お昼寝」。
つまり、シエスタだ。
その会社では、昼寝が推奨されている。
と言っても、ランチタイムに昼寝をするわけではなく...
なんと、就業時間中の睡眠が認められている。
もちろん、朝から夕方までずっと寝てていいワケじゃない。
1日1回30分以内というルールがある。
けれど、日本の会社では画期的だ。
短時間の昼寝が脳をリフレッシュするというのは、ちゃんと科学的にも証明されている。
つまり、眠くて朦朧としながら仕事をするよりも、いっそのこと昼寝をしてスッキリとした頭で仕事をしようという考え。
結果として、能率・効率の改善が期待できるというモノ。
実際、その効果はあるようで、
「ケアレスミスが減った」「かえって早く退社できるようになった」
などなど、好評の様子。
営業職など外回りをする方々は、電車やカフェなどで少し昼寝することもできるけれど...
外に出ない内勤の方々にとっては、良い気分転換になるかもしれない。
他の人が働いている横で堂々と昼寝をするのは、ちょっと気が引けるかもしれないけど。
「春眠暁を覚えず」とはよく言ったもので、ここのところグッスリと眠れるようになった。
まぁ...、そうでなくても眠れるのだけれど。
昼下がりには睡魔がやってきて、ついウトウトと...。
それにしても...
国会中継、季節を問わずたくさんの議員サンが寝てますな×××。
ネコがよく寝るのは狩りに備えて
エネルギーを浪費しないためだとか...
でも...キミたち...、狩りなんてしないよね?
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
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by photographerasuha
| 2014-04-23 23:53

「シエスタの習慣が、徐々に過去のモノになりつつある...」
残念だけど、本当の話。
ただ、今はまだなんとか、そこそこの都会でのこと。
小さな町や村、とりわけ島では変わらず健在だ。
普通、シエスタの時間は、昼食後の午後2時頃から夕方5時頃まで。
多少のズレはあっても、どこでも大体そんなもの。
だけど、今回訪れたイタリアの島は、ちょっと違っていた。
ピッツェリアやリストランテは、確かに2時頃までやっている。
ただし、それは客がいればのハナシ。
いなければ、とっとと閉めてしまう。
イタリアらしいと言えばそうなのだけれど、ソレは置いておいて...
困ったのは、飲食店以外のお店。
なにしろ、お昼12時には、ブティックも土産物屋も一般商店もスーパーも閉まってしまうのだから。
いや、12時ならまだいい。
11時半を過ぎれば、「客が来ないなら今すぐ閉めてやろう」という、妙な意気込みさえ感じ取れる。
正午の鐘が鳴ったら、客がいようがいまいが、問答無用。
かといって、朝早くからやっているわけでもない。
10時頃からぼちぼちと開けて、12時には閉める。
それから夕方までは、長〜〜〜いシエスタの時間だ。
夕方は夕方で困ったコトがある。
お店は5時頃から、あちらこちらと開き始めるのだけれど...
今度はピッツェリアもリストランテも開かないときた。
地中海の島々では、確かに夕食の時間は遅い。
一般家庭では、8時とか9時とかが当たり前の世界。
それでも、飲食店は5時か6時には店を開けて、あまりやる気は無いけれど、一応客を迎える準備はしているもの。
ところが、この島では、オープンはどこも大体7時半から。
一日歩き回ったカラダに、これはキツい。
まだ陽が高い時間から、胃袋から「イワシが食べたい!、タコが食べたい!」とあれこれリクエストされているのに。
空腹を紛らわそうと、開店までジェラテリアでジェラートとカプチーノで繋ぐ。
でも、そんなもので私の胃袋サマの要求が収まるワケも無く...
大声で催促なさる胃袋サマと、お腹にチカラを入れて抵抗する私との攻防が続くことになる。
そんなちょっと不便なところもあるけれど...
やっぱり、シエスタの町が好き!。
シエスタの時間は癒しの時間
癒しが無くては、その後の活力も生まれない
欠かすことのできない大切な時間


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by photographerasuha
| 2014-01-13 23:44

少し前のポストに書いた、例のインタビューを受けた番組がオンエアされた。
今放送回のテーマは「世界のお昼休みの過ごし方」。
交通機関や通信技術の発達によって世界は狭くなったと言われるけれど、それでもやっぱり地球は広い。
お昼時の過ごし方も、国々の数だけバラエティに富んでいる。
もちろんシエスタもそのひとつで、ユニークな過ごし方の代表格。
放送ではスペインのシエスタが紹介されたけど、そもそもシエスタという言葉はスペイン語。
いわば元祖なのだから、敬意を表したい。
スペイン在住の方が、シエスタの現状について語られていたのだけれど...
その中で気になるコトが。
それは...
「都会を中心に、シエスタの習慣が無くなりつつある」
ということ。
コレ、本当の話。
職種にもよるけれど、例えば公務員や大企業のビジネスマンの間では、シエスタの習慣は徐々に消える方向にある。
そしてそれはスペインに限ったことではなく、ギリシャやイタリアでも同じ。
それでも、地方の小さな町や村や島々では、シエスタは相変わらず健在。
昔から慣れ親しんだ習慣は、生活から切り離すことのできない大切な時間だ。
グローバルスタンダードとか言われるけれど...
時代の波に巻かれて、素晴らしきシエスタの習慣がその居場所を追われていくのは、本当に残念でならない。
...と、そんなことを考えていたら、シエスタの町を覗きに行きたくなってしまった。
夏の喧噪も去り、気候も良くなってきたし、旅には最高の季節。
さて、ちょっと歩いて来るとしようかナ?。
旅の一番の楽しみは『新しい出逢い』
ネコも町も美味しいモノも、そして人も...
今回はどんな出逢いがあるのかな?
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
「デザインフェスタ vol.38」に出展します(詳しくはコチラ)
2013年11月2日(土)・3日(日)
11:00〜19:00
東京ビッグサイト・西ホール
4階・ブースナンバー K-410


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by photographerasuha
| 2013-09-24 20:34

「こちら、N◯Kと申しますっ♪」
女性の明るい声が、受話器から聞こえてきた。
え?、N◯K?、あの公共放送局の?...
というコトは、もしや受信料督促の電話?。
......ちょっと待って?。
受信料はちゃんと一年分まとめて前払いしてるハズ。
うん、間違いない!。
受話器を耳に押しあてる。
声の主は続けた。
「シエスタについて、お話を伺いたいのですが♪...」
電話は、BS放送のある番組の担当者からだった。
番組でスペインのシエスタをとりあげる企画があるので、情報が欲しいとのこと。
つまりは、電話取材のオファーだった。
SIESTAはスペイン語。
ギリシャやイタリアでも見られる習慣だけれど、本家はスペインだ。
ただ...
今、私が主として歩いているのはギリシャの島々。
最後にスペインを訪れてから、随分と時間が経ってしまっている。
そのことを伝えると、それでも構わないという。
当たり前だけれど、電話というモノは相手の顔と言うか、表情をうかがうことができない。
唯一の手がかりである声の調子で、その表情を想像するしかない。
私はただでさえ話し下手なので、ヘンな間が空いたりとか、どうも苦手だ。
それでも、担当者はさすがに手慣れたもの。
こちらが話しやすいように、巧くタクトを振ってくれた。
インタビューは一問一答式の形で進み、時おり私がこれまでに見てきたエピソードを織り交ぜて答えた。
そういえば、『シエスタ』という言葉。
以前だったら
「なにソレ?、美味しいの?」
とか返ってきそうだったけれど、今ではかなり浸透してきたようで、お店の名前などによく使われるようになった。
連日こう暑いと、名前だけじゃなくその習慣も浸透したらなぁ...、と思ってしまう。
実際、昔は日本でも百貨店などで導入されたことがあったらしいけれど、どうやら根付かなかったらしい。
今の日本だと、なおさら......だろうか。
『シエスタ』はお昼寝という意味だけど...
みんながみんな、寝ているわけじゃない
でも...やっぱりお昼寝するのがイチバンかな?


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by photographerasuha
| 2013-08-20 22:36

ここ一週間、気候が少し変わってきて、どことなく初夏の匂いがしてきた。
せっかくの良い季節なので、庭にテーブルと椅子を引っ張り出して、木陰でランチを楽しんでみた。
庭で獲れた野菜も少し使って...
といってもごく簡単なモノだけど。
新緑が鮮やかなアイビーや蕾が膨らんできたアジサイ...
蛍光色の花が眩しいゼラニウムにマリーゴールド...
活力に満ちた植物たちに囲まれていただく食事は格別だった。
椅子にもたれながらふと上を見上げると、爽やかな青空がそこにあった。
この時期は湿度が低いので、空の青がより鮮やかに見える。
そして、その青空をゆっくりと泳いでゆく真っ白な雲が、素晴らしいコントラストを作っている。
「青と白」といえば...
ギリシャの国旗の色。
そして、エーゲ海に浮かぶ島々の町並みの色。
シエスタの町も、そろそろ夏モードへと変わって行く季節。
オンシーズンに向けて、みんな準備を始めている頃だろう。
準備といえば、私も明日からのデザインフェスタの準備をやっと終えた。
小さなブースだけれど、初夏のシエスタの町を再現してみようと思う。
青と白に惹かれる方...
そして、ネコ好きさん...
お待ちしています♪。
青と白のツートーンの町並み
そして、空も海も爽やかな青
エーゲ海の初夏を象徴する色
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
「デザインフェスタ vol.37」に出展します(詳しくはコチラ)
2013年5月18日(土)・19日(日)
11:00〜19:00
東京ビッグサイト・西ホール
4階・ブースナンバー I-127


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by photographerasuha
| 2013-05-17 22:22

ここ数週間、シエスタの町を歩いてきた。
ギリシャの島々では連日好天に恵まれ、まだ夏と言えるほど暑かった。
旅を終えて日本に帰ってみれば、すっかり秋めいていた。
最寄り駅のホームに降り立つと、何処からともなくキンモクセイの優しい香りが鼻先をかすめてゆく。
その香りを届けてくれたそよ風も、乾いて軽い爽やかなものに装いを変えていた。
シエスタの町には色とりどりのブーゲンビリアが咲きこぼれていたけれど、自宅のそれは大半の花が落ちてしまっていて、なんとも寂しい姿になっていた。
代わりに、まだ小さなレモンの木には、鮮やかな緑色をした実が3つほどついている。
しばらく留守にしていた間に、我が家にも秋が訪ねてきたらしい。
旅は楽しく、故についついオーバーペースで行動してしまうので、帰国する頃には自分で感じている以上に疲れている。
わかってはいるのだけれど、毎回旅のあとは体調を崩しがち。
そして今回も、ヤッパリ...だ。
微熱が続いて、肩はコリコリ。
帰国して数日が経つのに、まだ引きずっている。
いつものコトとはいえ、まいってしまう。
鏡に映る顔は、少しホッペタがやつれたような...。
ふと体重計に乗ってみたら、3キロも減っていた。
あれ?...、ちょっとウレシイかも?。
体調を取り戻すには...
やっぱり "シエスタ" かな?。
見事なブーゲンビリアの花
この花を見るとワクワクして仕方が無い


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by photographerasuha
| 2012-10-23 22:47