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シエスタ・フォトグラファー ASUHA-明日葉- による、ゆったり・まったり・のんびり癒し系ブログ。ウェブサイト In the town of SIESTA 本編とは少し違ったGraffiti(落書き)を描きます。


by photographerasuha
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狭き良き道

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シエスタの町の道は狭い。

多くのヨーロッパ諸国には、旧市街と新市街とがある。
大まかに言うと、旧市街は文字どおり昔ながらの佇まいが残るエリア。
一方、新市街は近代(それでも古いけれど...)になって造られ栄えたエリアということになる。

新市街の道路は直線的で、道幅も余裕がある。
歩道も広く、街路樹が植えられていたり、整然とした雰囲気だ。
お洒落なファッションのお店は、新市街に多く構えられている。

対して、旧市街。
こちらの道は、概して狭い。
目抜き通りならまだしも、裏路地はクルマ一台がやっと通れるほどだ。

ただでさえ狭いのに、曲がりくねっているから見通しが悪い。
おまけに、一方通行は当たり前で、行き止まりの道もたくさん。
まるで迷路のようだ。

うっかり迷い込もうものなら、さあ大変!。
方向感覚がわからず、同じところをぐるぐる走ったり、袋小路に捕まってしまったり...。
もう、泣きそうになってしまう。

そもそも旧市街の道は、敵に攻め込まれた時のことを考えて造られている。
狭ければ進軍が遅くなるし、頭上からの攻撃がしやすくなる。
迷路のような町並みは、まさに敵を迷い込ませるためだ。

そんな狭い旧市街の道を、地元の人たちは器用にクルマを走らせる。
片輪を歩道に乗り上げたり、手でちょいとミラーを畳んだり...、手慣れたものだ。
まぁ、あちこち壁が削れていたり、ミラーがもげてしまったクルマなんて珍しくはないケド。

F1のパイロットの多くがヨーロッパ人なのは、こんな環境の下で暮らしているからなのかもしれない。
アメリカやカナダ、オーストラリアなど広い国では、中心部を少し離れれば延々と真っ直ぐな道が続く。
小刻みなハンドルさばきなんて必要ないのだから。

それでも、旧市街の古き良き趣は、狭い道があってこそ。
広〜い道のシエスタの町なんて...
いや、想像できないナ。

レンタカーを借りるならコンパクトを
ベンツでも借りようものなら...
泣いちゃうゾ!!


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「デザインフェスタ vol.41」に出展します(詳しくはコチラ
2015年5月16日(土)・17日(日)
11:00〜19:00
東京ビッグサイト・西ホール
1階・ブースナンバー B-86


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by photographerasuha | 2015-05-14 22:53