季節の乗り継ぎ
2012年 11月 01日
日本からギリシャへは直行便が無い。
なので、必ずどこかで乗り継がなくてはならないのだけれど、今回はスイスを経由。
チューリッヒでの乗り継ぎ時間を利用して、街を散策してみた。
9月下旬のチューリッヒの街は、もうすっかり秋。
街路樹は秋色に染まり、風が吹けば落ち葉がカサカサと音を立てて舞った。
リマト川を遡って吹いてくる北西風は、冬の気配さえするくらいに冷ややかだった。
それでも、そんな冷たい風でさえ、心地良く感じてしまう。
なにしろ、出発日までの湘南は
「もういい加減にしてーっ!!」
と叫びたくなるくらい、残暑のキビシイ毎日だった。
街を歩くには、ちょっと冷やっこいくらいがちょうどいい。
足が自然にスッスッと出てきて、いくらでも歩いていられそうな気がする。
そんな快適な涼しさも、陽が落ちる頃になると、流石に肌寒くなってきた。
川辺でゆったりと過ごしていた人々も、ひとりまたひとりとストールやコートを纏って去ってゆく。
仕事を終え家路につく人々の手には、カフェで買った温かいカプチーノのカップが握られている。
薄着の私にはちょっと寒かったけれど、そんな様子を見ていると、何故だかほんわかと心が温まる感じがした。
短い時間ながら、ひと足早く秋を満喫した一日だった。
その数時間後、ギリシャ・アテネに到着。
そして...
また "暑〜〜〜い夏" が出迎えてくれた。
チューリッヒ・リマト川
私は川のある町が大好き
ヨーロッパの町並みに、川はよく似合う
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by photographerasuha
| 2012-11-01 23:40