レンタカーのススメ
2011年 10月 03日
エーゲ海の島の旅。
ゆったりまったりでいいのだけれど、ちょっと不便な交通機関。
ローカルな島だと、幹線のバスでさえ朝昼夕に各1便ずつ。
日曜日には、それさえも走らないということも。
現地の人たちにはコレでごく当たり前の話だけど、日本のきめ細かい交通網に慣れ親しんでいる私たちには、どうしても不便に感じてしまう。
そこで頼りになるのが、レンタカー。
ただし...
ギリシャは、他の多くのヨーロッパの国と同じく、左ハンドルの右側通行。
つまり、日本の真逆。
しかも、その殆どはマニュアルで、オートマチックは高いグレードなど限られている。
とはいえ、エーゲ海の島。
交通量は大したことは無い。
最初こそウインカーを出すつもりがワイパーを動かしてしまったり、気がついたら逆車線を走っていたとかあるけれど(オイオイ!)、少し走ればすぐ慣れるモノ。
レンタル料金も、大手の会社は高いけど(ローカルな島には、そもそも大手は無い)、地元のショップなら1日25ユーロ前後。
3日ぐらい借りると、更に割引になったりする。
それはさておき...
とにかく、島を隈無く巡るには、レンタカーは欠かせない。
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写真のクルマはイタリア車のフィアット・パンダ。
いちばん安いカテゴリーSで、よく使われているクルマ。
今回の旅で4回レンタカーを借りたうち、3回がこのクルマだった。
ところで、このクルマ、ちょっと変わっている。
それは、ドアロック。
クルマに乗り込むと、ロックを掛けるツマミがどこにも見当たらない。
一瞬戸惑ったけど、その時は「ああ、こういう仕様なのネ」と納得してしまった。
よくよく考えてみれば、そんなワケ無いのだけれど×××。
山間の村を訪ねて走らせていて、小さな小さな村にさしかかった時のこと。
道端にいたおじいさん2人が、突然道に出てきて "通せん坊" 。
細い道なのですり抜けることはできず、止まらざるを得ない。
窓を少しだけ開けて話してみると、どうやら「△♯☆※%(聞き取れない...)へ行きたいので乗せてくれ」と言ってるよう。
...が、山の中で不意に出逢ったヒトを、しかも言葉もおぼろげにしかわからないし、それは難しい相談。
さて、どうしよう?。
と思ったら...
もう乗ってるし!!!
工工エエエエェェェェェヽ(゚Д゚;)ノ゙ェェェェェエエエエ工工
そう、ドアロックをしていなかったから、勝手にドアを開けて乗っちゃった。
当人たちは当然のような顔をして座ってる。
エ〜、困ったな〜×××。
悪いケド、身振り手振りでなんとか説得して、おじいさんたちには降りてもらった。
旅の初日で、余計なトラブルは避けたかったし。
しかも初めての島だったから、地元の人たちの生活リズムがわからなかったし。
それに、ちょっとお酒臭かったし...。
多分、ここではごく当たり前のコトなんだろうけど。
だってバスなんて無い村だもんね。
ゴメンね、おじいさんたち。
日本に帰ってからわかった、フィアット・パンダのドアロックの方法
ドアの開閉レバーを "押し込む" のだそう
"良い子" は借りる時にちゃんと確認しておきましょう(恥)
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by photographerasuha
| 2011-10-03 22:36