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シエスタ・フォトグラファー ASUHA-明日葉- による、ゆったり・まったり・のんびり癒し系ブログ。ウェブサイト In the town of SIESTA 本編とは少し違ったGraffiti(落書き)を描きます。


by photographerasuha
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続・シエスタの島で出逢ったアノ声

続・シエスタの島で出逢ったアノ声_f0203836_2148248.jpg


---前話の続き---

「わかったぁーーーーーっ!」

彼女の声...、 "あの人" にソックリ!。

さて、 "あの人" とは?

彼女の家族は全部で7人。
彼女と旦那さま、子供が男のコ・女のコ・男のコの3人。
それとどちらかの親御さんご夫婦が2人。

そして、今しがた遅れてやってきた3人は、彼女の兄妹なのか友人なのか、赤ちゃん連れの夫婦。

彼女の声...

さんにソックリ~ッ!!!」

いや、声だけでなく会話のリズムだってそうだし、髪型までもがほぼアレ。

オドロキなのは、上の男のコと女のコの2人が、彼女の弟妹ではなく子供だという違いはあれど、その家族構成までもうりふたつ!。
おまけに、ノリスケ一家も一緒だし。

サザエさんたちの足下には、ちゃんとタマもいる。
ただ、4~5匹とちょっと多いし、毛色も白ではなく三毛や黒だけど。

それに、さっきオーダーを取りにきたウエイター。
長身だし、その分厚い唇は、いかにもアナゴさんっぽい。

なによりその特徴的な声。
誰が聴いてもサザエさんの声である。
いや、 "サザエさん" ではなく、 "カラマリさん" だ。

カラマリさん、その後もずっと「カラマリーア!、カラマリーア!」とことあるごとに繰り返し、私が食事を終えて店をあとにする時も後ろから「カラマリーア!、カラマリーア!」と聞こえてきた。
私が食べたのはアーティチョークなのかカラマリなのか、よくわからなくなってしまった×××。

次の日...

町を歩いていると、何処からか微かに「カラマリーア!、カラマリーア!」と聞こえてくる気がした。
昨日いやというほど繰り返し聞いたので、まだ頭の片隅に残っているようだ。

...と思っていたら、向こうから見覚えのある一行が...。
カラマリさん一家だ!。

昨日のカラマリがよほど美味しかったのか、ニコニコ顔で「カラマリーア!、カラマリーア!」と連呼している。
これだけ喜んで食べてもらえるなら、彼女の胃袋におさまったイカも幸せなのかもしれない。

それから4~5日後...

別の島のタベルナで、ランチにカラマリのフライをいただいた。

ところでこのカラマリのフライ、国籍・老若男女を問わず人気のメニューである。
良質のギリシャ産オリーブオイルで揚げられたフライは、文句のつけどころがなく美味で、私も好んでよく注文する。

旅の初日に食べて以来のカラマリだったので、改めてその美味しさを味わっていた。

「なるほど、 "カラマリさん" が病み付きになるのも当然だなぁー...」

...と思ったその時。

遥か彼方から...

「カラマリーア!、カラマリーア!」

.............................

「えーいっ!、いったいどれだけカラマリが好きなんだぁーーーーーっ!!!」

みんな大好き、カラマリのフライ
アツアツ揚げたてに島のレモンを搾って
左はメリヅァノ・サラタ、茄子のディップ


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by photographerasuha | 2011-08-03 23:00