シエスタの村の魚屋さん
2009年 11月 14日
ギリシャの島では漁港のすぐそばに魚市があります。
と言っても、とっても小さなものです。
漁師さんは水揚げと同時に今日の収穫を魚屋さんに卸し、魚屋さんは魚市の台に獲れたての魚を並べます。
...と言うより、お客さんが朝早くから待ち構えているので、並ぶか並ばないかのうちにどんどん売れていきます。
レストランのシェフも、一般家庭のお母さんも、みんなそこで魚を買います。
シエスタの島の町には、日本のような小売りの魚屋さんが無いんです。
「えっ?、それじゃあ山間の村の人たちは魚を買えないの?」
いえいえ、ちゃんとそちらにルートを持っている魚屋さんが居るんですよ。
毎朝、トラックの荷台に魚が詰まった木箱を載っけてやってきます。
村の広場に着いたら、スピーカーで「魚、持って来たよ~!」「タイにサバにイカがあるよ~!」と呼びかけます。
すると村人たちがワラワラと集まってくる...。
どこか、懐かしい感じのする光景ですね。
島では魚を冷凍するという概念が無いので、売られている魚はその日に獲れたもの。
いつもとびっきり新鮮な魚が食べられるという訳です。
美味しそうでしょ?。
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by photographerasuha
| 2009-11-14 23:58