シエスタ・フォトグラファー ASUHA-明日葉- による、ゆったり・まったり・のんびり癒し系ブログ。ウェブサイト In the town of SIESTA 本編とは少し違ったGraffiti(落書き)を描きます。


by photographerasuha
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ドチラニシヨウカナ?

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「あれ?...無い...」

長い長い移動の末、最初の島に辿り着いた時のこと。
日本より一足先に訪れていた夏の陽気に合わせようと、ショートパンツに履き替えることにした。
ところが...

無い!。
スーツケースをひっくり返して探しても見つからない。
どうやら、ベルトを持ってくるのを忘れてしまったようだ。

まあ無くてもずり落ちたりはしないのだけれど...
なんとなく収まりが悪いと言うか、どうも落ち着かない。
仕方が無いので、島で調達することに。

宿のオーナーに売っていそうなお店を尋ねると...
「坂の途中の洋服屋と、その斜向かいの靴屋くらいかな?。だけど、今日はもう閉まっちゃったし、明日は日曜日だから休みだね」
シエスタの島というのは、まあそんなところだ。

そんなワケで、2日間しっくりこないショーパンで過ごして、月曜日。
洋服屋はまだ開いてなかったので、靴屋の方へ。
ご主人に尋ねると、置いてあるとのこと。

「こっちだよ」
なるほど、ハンガーにたくさんベルトがぶら下がっている。
ただ、どれもごっつい革製で、よくよく見ればデザインは2種類だけ。

片方は25ユーロで、ごくオーソドックスなデザインだけど、本革製で作りはしっかりしている。
もう片方は5ユーロと安いけれど、竜の押し型が入ってるし、バックルにはなにやら漢字が刻んである。
ひと目でそれと判るフェイクレザーだし、某国感この上ないシロモノだ。

ご主人は25ユーロの方を手に取って、裏側の銀色に輝く刻印を見せながら
「MADE IN GREECEだ。こっちの方がいいよ?」
と薦めてく...

「ええ。もちろん、そうしますともっ!」


旅の間に合わせのつもりだったけど...
思いのほか重宝している
デニムにはピッタリ♪


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

エーゲ海の島が好きな方へ...

ASUHA-明日葉- ファースト・コレクション(写真集)
『エーゲ海のねこ シエスタの町から』
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11月11日発売
定価:1350円(税込:1458円)
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# by photographerasuha | 2016-01-21 23:18 | Trackback | Comments(0)

ごーいん・ほーむ

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先月半ばから来日していた、友人のギリシャ人フォトグラファーたちが家路についた。

帰国の前に日本らしいところで食事を...と思い、新橋駅前で待ち合わせをした。
週末、それも年初のサラリーマン天国・新橋は、新年会でさぞ賑やかなことだろう。
お酒がからっきしダメな私には、およそ縁の無い場所だ。

それでも、焼き鳥ならきっと食べやすいだろうし、日本の日常が垣間見えるだろう...。
そう思って、人混みは苦手だけど、敢えて新橋を選んでみた。
もっとも、私が焼き鳥をお店でいただくなんて滅多に無いことなので、実は密かに楽しみにしていた。

Nはほぼ約束の時間どおりに現れたけれど、Gはまだ家族へのお土産を探しに歩いているから少し遅れると。
ギリシャ人らしいアバウトな時間感覚だ。
因みに、ギリシャ人が言うところの「少し遅れる」は、1時間超を意味する。

Gが来るまで、Nとカフェで旅の話を聞きながら時間を潰すことにした。

楽しみにしていた京都では、風邪をこじらせて発熱、まる4日間ホテルから一歩も出られなかった...
京都で知り合った日本人と意気投合、奈良へ連れて行ってもらって、そのまま一晩お世話になった...
大阪では街行く人が大きな声で喋りながら流れ星のような早さで歩いていた...
私がプレゼントしたSUICAをどこかで落としてしまった...
鉄道が時刻表どおりに運行されるなんて!...
ギリシャ料理店を覗いてみたら、オーナーがトルコ人だった...

Nにとって初めてのニッポン。
終始体調が今ひとつでありながらも、充実した毎日を過ごせたそう。
旅を楽しめたことは、その表情からも窺えた。

18時、Gが合流したところで食事に行こうと促すと...
「まだ、お腹空いてないよ」
そりゃそうだよね、ギリシャの夕食は21時頃からだから。

「ところで、行きたいところがあるんだけれど...」
残り少ない日本での時間につき合うことにして、六本木ヒルズの森美術館へ。
エーゲ海の島の風のごとく、自由気ままだ。

結局、夕食はそのまま六本木ヒルズでパスタになってしまったけど...
二人とも東京の夜景をしみじみ楽しんでいたから良かったかも。
それに、誘われなければ行かなかったかもしれないであろう、村上隆さんの壮大な五百羅漢図展を鑑賞できたことだし。

ただ...
それからというもの...
焼き鳥が食べたくて食べたくて、どうにも仕方が無い!。

誰か、連れてってくれないかなぁ...?。

ブドウ畑に囲まれた閑静な場所にあるNの自宅
窓の外には碧いエーゲ海が広がる
夜は空一面が星々で覆い尽くされる


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

エーゲ海に憧れる貴方に...

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# by photographerasuha | 2016-01-12 23:47 | Trackback | Comments(0)

ルーティーン

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前回のポストに書いた、ロスト・ラゲージに遭ってしまったギリシャ人フォトグラファーG。

なんと、クリスマス・イブにサンタクロースがトナカイ便でスーツケースを宅配。
翌日のクリスマスにはそのままトナカイが引くソリに乗って京都へと移動したそう。
「何とかなるさ」というギリシャ人スピリットを、自ら証明してみせてくれた。

さて、いよいよ2015年も残すところあと数時間。
今年はなんといっても、11月にコレクション(写真集)『エーゲ海のねこ シエスタの町から』を出版できたことに尽きる。
これをステップにして、また来年以降新たな足跡を残せればいいのだけれど...。

大晦日には、ひとつだけ毎年欠かさないルーティーンがある。
それは、馴染みの整体院で施術を受けること。
カラダをしっかり調整してもらうことで、一年分の疲れがすっきりとリセットされる。

陽が落ちたら好きなジャズでも聴きながら、ゆったり・まったり・のんびり...と静かに過ごしたい。
...けれども、毎年なんだかんだとそうはいかない。
こちらもなんとかルーティーンとしたいところだ。

さあ、地層と化した本の整理でもやるとしようか...。
(これもルーティーン化してるかも...)

よいお年を...
そして素敵なシエスタの時間を☆


寒い日のシエスタの時間には温かいミルクティー
牛乳はたっぷり多めが好み
チャイもいいな♪


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

年末年始にゆっくりと...

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# by photographerasuha | 2015-12-31 20:13 | Trackback | Comments(0)

友(YOU)、来たる

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先週と今週、相次いで二人の友人がやってきた。
それも遥かギリシャはエーゲ海の島から。
二人ともフォトグラファーだ。

先に来たNとは、もうかれこれ10年来の仲。
シエスタの町の住人らしく、いたって穏やかで物腰柔らかい性格。
私が島に行ったときには、なにかと世話を焼いてくれる朋友だ。

そんなN、日本を訪れるのは今回が初めて。
どこに連れて行こうかとあれこれ考えたけれど、やっぱり異文化を感じられるところが良いかも?。
というわけで、手始めに鎌倉と箱根にご案内。

Nは島の見晴らしの良い一等地にギャラリー兼アトリエを構えている。
いつもエーゲ海を眺めながら暮らしているせいか、鎌倉の海辺を歩くとほっとした表情を見せた。
冬の由比ガ浜は落ち着いていて、大仏や八幡宮よりも嬉しかったようだ。

箱根の温泉は気に入ってくれたようで、「イイネ〜、イイネ〜」とご満悦だった。
ギリシャも火山国だし温泉だってあるけれど、日本のソレとは勝手が違う。
月明かりに照らされた紅葉を眺めながら露天風呂に浸かるなんて、向こうではちょっと難しいかもしれない。

もうひとりのYOU、Gは二度目の来日。
モスクワ経由で成田に着いた途端、いきなりロスト・ラゲージのトラブルに見舞われてしまった。
いまだにスーツケースは行方不明、気の毒で仕方が無い。

敢えての年の瀬の来日。
母国・ギリシャでのクリスマスを選ばず、異国・日本で年末年始を迎える二人。
東京のあと、どこへ行く予定なのかを尋ねると...

「うん?、まだ決めてないよ?。どこかおススメある?」

...全くのノー・プラン!。
そうだよね...、ギリシャ人だもんね...。

YOUは...何しに日本へ?。

「海が恋しい...」と呟いたN
東京の喧噪は苦手のようだ
海には疲れた心を癒す何かがある


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

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# by photographerasuha | 2015-12-25 00:42 | Trackback | Comments(0)

手織り職人の村

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「しーーーーーん」(無音)

シエスタの島の昼下がり、山間にある小さな集落を歩いていた。
聞こえてくるのは、小鳥のさえずりと自分の足音だけ。
例によって、鄙びた村のひとつだ。

シエスタ時なので、当然ながら誰も歩いていない。
パン屋は開いてはいたけれど、中を覗き込んでも人の気配は無かった。
そんな村の小道をゆっくりと散歩していたら、ひとりの女性とばったり出逢った。

東洋人は珍しいので、少々怪訝そうに見られるのはいつものことだ。
けれど、「ヤーサス(こんにちは)♪」とひと言挨拶すると、途端にニコリと素朴で温かな微笑みを返してくれる。
何気ないことだけれど、癒される瞬間だ。

「あの...、もしよろしければ、村の伝統工芸をご案内させていただけませんか?」
彼女はそう切り出してきた。
もちろん、答えは決まっている。

「こちらです。後についてきてください」
そう促され、細い路地を歩いてゆく。
足音が二人分に増えただけで、どこまでも静かな村だ。

聞けば、彼女は手織り職人だそう。
そして、村には14人の職人がいるらしい。
村の規模を考えると、女性の多くがこの仕事に就いているのだろう。

「私のアトリエです。どうぞ、中へ...」
伝統的な島様式の家。
古いがゆえの、趣のある建物だ。

部屋の隅には手織り機が鎮座している。
間近で見ると、意外と大きなものだ。
準備を終えると、彼女は実際に機を織って見せてくれた。

「カタンカタン、シュッ...、カタンカタン、シュッ...」
部屋にリズミカルな音が響く。
人の手によるものは、どこか温かく心地よい。

それを終えると、作品の数々を紹介してくれた。
テーブルクロスに花瓶敷き、パンを包んでおく布...。
そのどれもが遥か昔から村に受け継がれた手法で織られたものだ。

彼女にしてみれば、何か買ってもらえれば...と思っていたかもしれない。
とても残念だけど、私が欲しいと思うものは見つからなかった。
それもひとつの "出逢い" だから、仕方が無いのだけれど...。

決して売り込んできたり、また買わないことで嫌な顔をすることも無く、彼女はまた機織り機に向かうと淡々と作業を始めた。
お礼を告げると、ニコッと微笑んで見送ってくれた。
クルマを停めた村の入り口まで戻っても、機織りの音は届いてきた。

「カタンカタン、シュッ...、カタンカタン、シュッ...」

あれから数ヶ月が経ったけれど、今でも耳の奥にその音が残っている。
もし、またあの村を訪れたなら...
もう一度、作品を見せてもらおうかな?。

人の手で作られたものは温かさを感じる
たくさんの手間と時間を経て
作り手の愛情が込められている


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# by photographerasuha | 2015-12-16 18:32 | Trackback | Comments(0)