シエスタ・フォトグラファー ASUHA-明日葉- による、ゆったり・まったり・のんびり癒し系ブログ。ウェブサイト In the town of SIESTA 本編とは少し違ったGraffiti(落書き)を描きます。


by photographerasuha
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ルーティーン

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前回のポストに書いた、ロスト・ラゲージに遭ってしまったギリシャ人フォトグラファーG。

なんと、クリスマス・イブにサンタクロースがトナカイ便でスーツケースを宅配。
翌日のクリスマスにはそのままトナカイが引くソリに乗って京都へと移動したそう。
「何とかなるさ」というギリシャ人スピリットを、自ら証明してみせてくれた。

さて、いよいよ2015年も残すところあと数時間。
今年はなんといっても、11月にコレクション(写真集)『エーゲ海のねこ シエスタの町から』を出版できたことに尽きる。
これをステップにして、また来年以降新たな足跡を残せればいいのだけれど...。

大晦日には、ひとつだけ毎年欠かさないルーティーンがある。
それは、馴染みの整体院で施術を受けること。
カラダをしっかり調整してもらうことで、一年分の疲れがすっきりとリセットされる。

陽が落ちたら好きなジャズでも聴きながら、ゆったり・まったり・のんびり...と静かに過ごしたい。
...けれども、毎年なんだかんだとそうはいかない。
こちらもなんとかルーティーンとしたいところだ。

さあ、地層と化した本の整理でもやるとしようか...。
(これもルーティーン化してるかも...)

よいお年を...
そして素敵なシエスタの時間を☆


寒い日のシエスタの時間には温かいミルクティー
牛乳はたっぷり多めが好み
チャイもいいな♪


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

年末年始にゆっくりと...

ASUHA-明日葉- ファースト・コレクション(写真集)
『エーゲ海のねこ シエスタの町から』
PHP研究所 刊
11月11日発売
定価:1350円(税込:1458円)
Kindle版:12月18日より配信開始! (税込:1101円)
(詳しくはコチラ


エーゲ海のねこ

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by photographerasuha | 2015-12-31 20:13 | Trackback | Comments(0)

友(YOU)、来たる

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先週と今週、相次いで二人の友人がやってきた。
それも遥かギリシャはエーゲ海の島から。
二人ともフォトグラファーだ。

先に来たNとは、もうかれこれ10年来の仲。
シエスタの町の住人らしく、いたって穏やかで物腰柔らかい性格。
私が島に行ったときには、なにかと世話を焼いてくれる朋友だ。

そんなN、日本を訪れるのは今回が初めて。
どこに連れて行こうかとあれこれ考えたけれど、やっぱり異文化を感じられるところが良いかも?。
というわけで、手始めに鎌倉と箱根にご案内。

Nは島の見晴らしの良い一等地にギャラリー兼アトリエを構えている。
いつもエーゲ海を眺めながら暮らしているせいか、鎌倉の海辺を歩くとほっとした表情を見せた。
冬の由比ガ浜は落ち着いていて、大仏や八幡宮よりも嬉しかったようだ。

箱根の温泉は気に入ってくれたようで、「イイネ〜、イイネ〜」とご満悦だった。
ギリシャも火山国だし温泉だってあるけれど、日本のソレとは勝手が違う。
月明かりに照らされた紅葉を眺めながら露天風呂に浸かるなんて、向こうではちょっと難しいかもしれない。

もうひとりのYOU、Gは二度目の来日。
モスクワ経由で成田に着いた途端、いきなりロスト・ラゲージのトラブルに見舞われてしまった。
いまだにスーツケースは行方不明、気の毒で仕方が無い。

敢えての年の瀬の来日。
母国・ギリシャでのクリスマスを選ばず、異国・日本で年末年始を迎える二人。
東京のあと、どこへ行く予定なのかを尋ねると...

「うん?、まだ決めてないよ?。どこかおススメある?」

...全くのノー・プラン!。
そうだよね...、ギリシャ人だもんね...。

YOUは...何しに日本へ?。

「海が恋しい...」と呟いたN
東京の喧噪は苦手のようだ
海には疲れた心を癒す何かがある


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

電子書籍版も出ました!

ASUHA-明日葉- ファースト・コレクション(写真集)
『エーゲ海のねこ シエスタの町から』
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11月11日発売
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by photographerasuha | 2015-12-25 00:42 | Trackback | Comments(0)

手織り職人の村

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「しーーーーーん」(無音)

シエスタの島の昼下がり、山間にある小さな集落を歩いていた。
聞こえてくるのは、小鳥のさえずりと自分の足音だけ。
例によって、鄙びた村のひとつだ。

シエスタ時なので、当然ながら誰も歩いていない。
パン屋は開いてはいたけれど、中を覗き込んでも人の気配は無かった。
そんな村の小道をゆっくりと散歩していたら、ひとりの女性とばったり出逢った。

東洋人は珍しいので、少々怪訝そうに見られるのはいつものことだ。
けれど、「ヤーサス(こんにちは)♪」とひと言挨拶すると、途端にニコリと素朴で温かな微笑みを返してくれる。
何気ないことだけれど、癒される瞬間だ。

「あの...、もしよろしければ、村の伝統工芸をご案内させていただけませんか?」
彼女はそう切り出してきた。
もちろん、答えは決まっている。

「こちらです。後についてきてください」
そう促され、細い路地を歩いてゆく。
足音が二人分に増えただけで、どこまでも静かな村だ。

聞けば、彼女は手織り職人だそう。
そして、村には14人の職人がいるらしい。
村の規模を考えると、女性の多くがこの仕事に就いているのだろう。

「私のアトリエです。どうぞ、中へ...」
伝統的な島様式の家。
古いがゆえの、趣のある建物だ。

部屋の隅には手織り機が鎮座している。
間近で見ると、意外と大きなものだ。
準備を終えると、彼女は実際に機を織って見せてくれた。

「カタンカタン、シュッ...、カタンカタン、シュッ...」
部屋にリズミカルな音が響く。
人の手によるものは、どこか温かく心地よい。

それを終えると、作品の数々を紹介してくれた。
テーブルクロスに花瓶敷き、パンを包んでおく布...。
そのどれもが遥か昔から村に受け継がれた手法で織られたものだ。

彼女にしてみれば、何か買ってもらえれば...と思っていたかもしれない。
とても残念だけど、私が欲しいと思うものは見つからなかった。
それもひとつの "出逢い" だから、仕方が無いのだけれど...。

決して売り込んできたり、また買わないことで嫌な顔をすることも無く、彼女はまた機織り機に向かうと淡々と作業を始めた。
お礼を告げると、ニコッと微笑んで見送ってくれた。
クルマを停めた村の入り口まで戻っても、機織りの音は届いてきた。

「カタンカタン、シュッ...、カタンカタン、シュッ...」

あれから数ヶ月が経ったけれど、今でも耳の奥にその音が残っている。
もし、またあの村を訪れたなら...
もう一度、作品を見せてもらおうかな?。

人の手で作られたものは温かさを感じる
たくさんの手間と時間を経て
作り手の愛情が込められている


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

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by photographerasuha | 2015-12-16 18:32 | Trackback | Comments(0)

6年という時間

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小学校に入学すると、卒業するまでまる6年かかる。

子供にとって6年という時間は、途方も無い長さに感じたものだった。
ところが大人になるにつれ、それはどんどん短くなってしまった。
全く同じ長さのはずなのに、不思議なものだ。

今年、あるシエスタの村を6年ぶりに訪れた。
その昔、島で一番栄えていたという町は、時の流れとともに鄙びた村へと姿を変えた。
今は特に何があるわけではなく、ただ静かで枯れた雰囲気の、時間さえもがシエスタを楽しんでいるかのような素朴な集落だ。

島のほぼ全体を見渡すことができる丘の上に築かれた要塞は、過去の繁栄を思い描くのが難しいほどに朽ち果てている。
村の中にはカフェが1軒と、土産物を扱う小さな商店が2〜3軒ほどしかない。
ただ、それらでさえ、いつも営業しているとは限らなかった。

ごく稀に、クルーズ船の観光客がグループ・ツアーで立ち寄ることはあった。
けれど、ぐるっと一回り歩くと、そそくさと次の場所へと移動してしまう。
一行が去ってしまうと、あとはエーゲ海からの風がオリーブの葉を撫でてゆく音しか聞こえなかった。

ところが...である。

今回はどうも様子が違う。
村の入り口のバス停には、観光客らしき人だかりができている。
それも、ほぼ全てが東洋人だ。

村の奥へと入って行くと、どの路地にも観光客の姿がある。
以前は人影はもちろん、ネコでさえ滅多に見かけないほどだったのに。
エーゲ海からの風は、あちこちから賑やかな話し声を運んでくる。

カフェの店先には、漢字一色で書かれた大きなメニュー。
土産物屋には「歓迎」の文字。
どの店も、中国人観光客でいっぱいだ。

ギリシャは彼の国ではとても人気のある旅行先で、年々その数は目に見えて増えていた。
けれど、まさかこんな村にまで押し寄せるようになるとは...。
驚きとともに、勢いや逞しさを感じた。

もっとも日本人だって、かつてバブル経済に沸いた時代に海外旅行が身近なものになった時には、きっと同じような状況だったことだろう。
それまで日本人なんて見かけることが無かった場所に急に現れるようになって、土地の人々を驚かせたかもしれない。
今はその順番が中国に回った...ということだろう。

それにしても、6年。
蝉の幼虫が地中で過ごしている間に、世の中は大きく変わってしまった。
時の流れは恐ろしいほどに速い。

そして、これからはさらに加速するのかも...?。

枯れた村には時の流れが創り出した美しさがある
ところが、鏡に映った自分はというと...
ああっ、憂鬱...


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

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by photographerasuha | 2015-12-09 01:39 | Trackback | Comments(0)