シエスタ・フォトグラファー ASUHA-明日葉- による、ゆったり・まったり・のんびり癒し系ブログ。ウェブサイト In the town of SIESTA 本編とは少し違ったGraffiti(落書き)を描きます。


by photographerasuha
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◯◯◯食べちゃった!

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「この島の◯◯◯はスペシャルよっ☆」

丘の上の小さなカフェ。
ランチに新鮮な島の野菜と大きなフェタチーズが乗ったグリークサラダをいただいている時のこと。
ウエイトレスが、こう切り出してきた。

「す〜っごくクリーミーでとろけちゃうわよ。他の島のとは全然違うんだからっ。是非、試してみてね♪」
その自信は、彼女のキラキラした目の輝きからも簡単にわかる。
きっと、相当美味しいに違いない。

それならば、早速今日の夕食にいただかなくては。
というのも、翌朝は夜が明けないうちに、次の島へ行くフェリーに乗らなくてはならない。
今夜がラストチャンスなのだ。

夕食を美味しくいただくために、お腹をすかせておかないと...。
そう思って、いつも以上にてくてくと長い距離を歩いた。
まあ、わざわざそんなコトをしなくったって、黙っていてもお腹はすくのだけれど。

お陽さまがエーゲ海の水平線の向こうに隠れたら、待ちに待ったディナータイム。
空はまだ少し明るいけれど、もう21時近く。
お腹はペコペコで、今にも背中とくっつきそう。

目をつけておいた、静かな海辺のタベルナへ。
目と鼻の先に小さな漁港があるので、魚介類の新鮮さは間違いない。
先客のテーブルをちらりと見ると、立派なロブスターがその存在感をアピールしている。

店先の黒板に書かれたおススメは、カラマリのフリットにムール貝の赤ワイン煮に...。
でも、私のオーダーはもう決まっている。
お目当てはただひとつ、お昼にカフェで勧められた◯◯◯だ。

少しばかり、勿体ない気もする。
手を伸ばせば指先が浸かりそうな海辺のタベルナ。
なのに、 "シーフードを食べない" なんて...。

島の空気のように穏やかな物腰のウエイトレスにそれを伝えると、
「すっごく美味しいわよ♪。少しお待ちくださいね☆」
そう言ってニコリと微笑んだ。

そんな彼女の振る舞いとは対照的に、私はまるでこれから絶叫マシーンに乗るかのごとく不安極まりない。
なにしろ...
私はにとっては、これが "初・体・験" だから。

料理が出てくるのを待っているうちに、期待よりも不安の方がはるかに大きくなってきた。
茜色に染まった夕暮れの海を眺めながら気を紛らわせていたけれど、気分はどんどんブルーへと。
そして...

「ハイ、お待ちどうさま☆」
テーブルの上に置かれたのは...
お肉の煮物だ。

小さく切って、恐る恐る口に運んでみる。
...ああ、裏切られた!。
ただし、良い意味で。

嫌な臭いは全く無い。
変なクセがあるんじゃないかと勝手に思い込んでいたけれど、それは杞憂だった。
不安が解消されると、あとはもうただ素直に美味しさを楽しめる。

クリーミーだと聞いていたとおり、とても軟らかい。
ほろほろと繊維が解れて、噛む毎に旨味を感じる。
余計な脂も少なくて、本当に美味しい...

島ヤギのレモンソース煮♪

ただ...
彼等を昼間に道端でよく見かけたので...
食事中に何度も脳裏にその顔や姿が浮かんできてしまった。

ヤギさん、ごめんなさいっ!。

旅先ではその土地のモノをいただく
コレは少し勇気が必要だったけど...
チャレンジして良かった♪


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by photographerasuha | 2015-10-17 23:33 | Trackback | Comments(2)

シャギリのギーヤー

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ギリシャの島でよく出逢う動物...

といえば、なんと言っても『ヤギ』だろう。
そのほとんどは飼育されているもので、島のあちこちに放牧されている。
そして、そこから逃げ出して野生化したものも少なくない。

普段は険しい岩場の斜面で草を食んでいたり、日光浴を楽しんでいたりするのだけれど...
たまに群れて道路へと出てきては、自由気ままに歩き回ってしまう。
最初に見たときは驚いたけれど、島ではごくあたりまえの光景だ。

ヤギはとても臆病な動物で、忍び足でそ〜っと近づこうとしても、すぐに気配を察して逃げてしまう。
ところが、これがクルマだと傍を通ってもさっぱり警戒しないから不思議だ。
島の美しい景色に見とれてわき見運転なんてしていると、うっかり轢きかねないから要注意!。

なぜ島ではたくさんのヤギが飼われているかということだけど、ひとことで言えば「過酷な環境に強い」から。
地中海式気候区に属するエーゲ海の島々はとても乾燥していて、また夏の暑さは相当なもの。
牛などはこうした環境には耐えられないし、そもそもその餌となる牧草が枯れてしまう。

ヤギたちは粗食だけれど、ギリシャ人の食卓にいろんな食材を供給してくれている。
まずは、そのミルク。
国は違うけれど、アルプスの少女ハイジよろしく、そのまま飲用される。

ミルクの一部は、チーズへと加工される。
ギリシャ名産、フェタチーズだ。
日本ではほとんど馴染みが無いけれど、ギリシャ料理には欠かせない食材だ。

そして、これまた馴染みが無いのだけれど...
その肉。
魚介類以外では、島で自給できる貴重で良質なタンパク源だ。

それはさておき...

海が見渡せる島の丘に登れば、どこからともなく
「カランカラン...♪」
という軽やかな音が、潮風に乗って聞こえてくる。

ヤギたちが首に着けているベルの音だ。
草の上に寝転んで、エーゲ海の青い空と碧い海を眺めながら、その優しい音色を聴いていると...
いつの間にか、夢の中へと誘われてしまっている。

そんな素朴な子守唄を聴きながらシエスタを楽しむのが、私にとって至福の時間だ。

道路を大群に占拠されるとしばらくは動けない
そうそう、草の上でシエスタするときは気をつけて
ヤギの「落としもの」がた〜くさんだから...


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by photographerasuha | 2015-10-06 23:41 | Trackback | Comments(0)