シエスタ・フォトグラファー ASUHA-明日葉- による、ゆったり・まったり・のんびり癒し系ブログ。ウェブサイト In the town of SIESTA 本編とは少し違ったGraffiti(落書き)を描きます。


by photographerasuha
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『アンダルシアでフラメンコを観るっ☆』

それが、今回の旅の一番の目的。
スペインでフラメンコを鑑賞するのはこれが初めてではないけれど、なにしろ南スペイン・アンダルシア地方はその本場。
やっぱり、聖地でホンモノを体験したいもの。

アンダルシアの町の夜の裏通りを歩けば、そこかしこからリズミカルなサパテアード(タップのように、靴で出す音)が漏れ聞こえてくる。
ショーだったり、教室のレッスンだったり、はたまた微酔いで上機嫌の客のいるバルだったり...。
そしてそれに合わせるかのように、どこからともなくギターラ(ギター)の音が路地を通る風に乗って追いかけてくる。

フラメンコは、タブラオと呼ばれるショーハウスで観ることができる。
簡単に言えば、専用のライブハウスのようなものだ。
大きなところでもせいぜい50席程度と、割とこじんまりとしている。

そのおかげでステージとの距離が近く、ただでさえ抑揚の激しいパフォーマンスがより力強く感じられる。
最前列など、バイラオーラ(女性の踊り手)のファルダ(衣装)の裾が、ビシバシと容赦なく当たってしまうほどだ。
カンテ(歌)もギターラも普通はマイクを通さないので、生音の繊細な表情に触れることができる。

音楽も演劇も、絵画も写真も、それにスポーツも、ライブに勝るものは無い。
いくら最先端のテレビやインターネットで映像を観ても、どうやったってホンモノには到底敵わない。
ましてや、フラメンコならではの情熱的な鼓動は、ステージを目の前にしてこそ楽しめるというものだ。

町によって、タブラオによって、そして踊り手によって、そのスタイルはさまざまだ。
なので、滞在先を移動する度に、タブラオに通うことになってしまった。
それでも、けっして飽きることは無く、それどころかますます魅了されるばかりだった。

そんなわけで、すっかりフラメンコの虜になって帰国。
それからというもの、夜な夜な激しいサパテアードの音が聞こえてくる気がした。
幻聴が聞こえるなんて、相当感化されてしまったらしい。

それにしても、どうにもその音がリアルすぎる。
おかしいな...と思ったら、音は隣の家からだった。
どうやら娘さんがフラメンコを習い始めたらしく、夜に練習しているようだ。

どうりで...。

フラメンコの踊り手と言えば女性を連想するけど...
男性のスピードとキレ、そしてエナジーに圧倒されてしまった
ウーン、せくすぃ〜〜〜♪


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by photographerasuha | 2015-01-31 23:13 | Trackback | Comments(0)

マタシテモ、鞆の浦

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先週末から『流星ワゴン』というドラマが始まった。

重松清さん原作の同タイトルの小説をテレビドラマ化したものだ。
私はドラマはまず観ない...、というよりテレビ自体あまり見ないのだけれど、今回はとりあえず録画だけしておいた。
というのも、私の故郷である広島県福山市がそのロケ地になっているからだ。

それを知ったのも、実家の母から電話があったからだった。
連絡が無ければ、いつもどおり気にも留めなかっただろう。
もっとも、その録画したモノを観るかどうかはワカラナイけれど。

その程度の関心なので、録画予約していることなんてすっかり忘れていた。
で、お風呂上がりに天気予報でもやっていないかとテレビを点けたら、どこか見覚えのある風景が...。
あれ?...これって...

「トモじゃろ?」

こんな時は、なぜかつい方言が出てしまう。
テレビの画面には、鞆の浦(とものうら)の町が映っていた。
地元の人は、略して鞆(とも)と言うのが普通だ。

鞆の浦については、このブログの過去のポストでも何回か採り上げたけれど...
福山市の南部、瀬戸内海を臨む小さな古い港町で、戦火を免れたために江戸時代からの建物が多く残っている。
数年前には坂本龍馬の隠れ家が見つかったり、朝鮮通信使のための迎賓館であった対潮楼という貴重な史跡があったりと、歴史好きな方の間ではそこそこ有名な町だ。

また近いところでは、宮崎駿監督が滞在してその作品『崖の上のポニョ』の構想を練った場所としても知られている...
が、知名度はまだまだといったところだろう。
とても残念なことだ。

地方都市の農漁村部の多くが限界集落化しているように、鞆の町も同じ方向へと進んでいる。
要は、若者は都会へと出て行き、高齢者が残されているという状態だ。
その対策として交通アクセスを改善するために、あの美しい港を埋め立てて橋を架けるという話もあったのだけれど、それは魅力と財産を自ら捨ててしまうようなものに思える。

私が子供の頃には、まだまだ活気があった。
船着き場の辺りには、漁師が獲ってきたばかりの魚をその奥さま方が即売するリヤカーがたくさん並んでいたし、その魚を買い求める客もまた多くいたものだった。
時の流れは時として冷たく、今はそんな様子もすっかり少なくなってしまった。

それでも、最近は若い人たちが古民家を利用して食堂やギャラリーを開いたり、それに感化されたお年寄りが奮起してカフェをオープンしたりと、息を吹き返す気配を見せている。
ただ、それもお客さんが来てくれなければ成り立たない。
映画やドラマを観て興味を持たれた方が、少しでもたくさん鞆の浦を訪れていただければ...と願ってやまない。

目新しいものは無いかもしれないけど、古き良き時代の風が今も流れる町。
素朴で静かな、鞆の浦。
瀬戸内のシエスタの町だ。

瀬戸内の海の幸があがる鞆港
漁船のエンジン音がBGM
ひなたぼっこするネコの姿も多い


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by photographerasuha | 2015-01-23 00:01 | Trackback | Comments(0)

お陽さまの実

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地中海地方の特産品は多々あるけれど、柑橘類もそのひとつ。

例えば、オレンジ。
...と言えば、きっと『バレンシア・オレンジ』を連想するだろう。
因みにバレンシアは、オレンジ栽培には不可欠な強い太陽の光が降り注ぐ、スペイン第三の都市の名前だ。

ところが...、実はその原産はアメリカ・カリフォルニア。
イロイロとあって、バレンシアの名前を冠することになったらしい。
それでも、スペインの地中海沿岸はどこもかしこもオレンジ畑だらけで、それが名産品であることには違いない。

学生時代、旅の途中でビタミン補給を兼ねてよくオレンジジュースを飲んだけれど、格段に美味しかった国がふたつある。
ひとつは、エジプト。
そしてもうひとつが、スペインだ。

店先で目の前で絞ったものをいただける、いわゆるジュース・スタンド。
当時はまだ機械式のものは多くなく、手搾りが多かった。
表皮の油分も混入するせいか、その豊かな香りは例えようが無いほどで、今でも鼻の奥に残っている。

もちろん、果汁も素晴らしかった。
信じられないくらいの甘さと適度な酸味。
とにかく濃厚で、喉を通る度に感動を覚えたものだった。

ここコスタ・デル・ソルは、まさにオレンジ色のお陽さまが微笑む地域。
オレンジ栽培には最適の場所だ。
果物屋の店頭に並ぶオレンジを持ってみればズッシリと重く、果汁をたっぷり蓄えていることをうかがわせてくれる。

そんな「お陽さまの実」を搾ったフレッシュ・ジュース。
その味は、今もなお変わらず。
初めて飲んだときの驚きを、また呼び起こしてくれた。

そして、その記憶はセピア色...
ではなく...
オレンジ色に染まっていた。

暑い日は冷たいジュースを飲みたいけど...
ぬるくても氷は入れない方がおススメ!
せっかくのジュースが薄くなってしまう


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by photographerasuha | 2015-01-12 22:36 | Trackback | Comments(0)