シエスタ・フォトグラファー ASUHA-明日葉- による、ゆったり・まったり・のんびり癒し系ブログ。ウェブサイト In the town of SIESTA 本編とは少し違ったGraffiti(落書き)を描きます。


by photographerasuha
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続・最悪の日

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=前話の続き=

いやいや、そんなに甘くは無かった。

飛び乗った電車、コレがなんと『快速』で...。
気付いたときには、時既に遅し。
降りたい駅どころか、3つも4つも通過して、宿のある町まで戻ってしまった。

こうなると、負の連鎖は勢いづいてしまって、もう止めることができない。

切符を買いなおそうと、券売機にクレジットカードを通すと...
切符は出て来ず、カードだけ精算されてしまった。
何台もある券売機のほとんどが、『切符が出ない』、『おつりが出ない』、『どっちも出ない』のいずれかだ。

なんとか切符を手に入れて、乗り過ごした駅まで戻ることに。
ところが直通の電車が無く、一旦最初の駅まで行って乗り換えて、また一駅戻らなければならない。
本来ならたった5分で行けるところを、まるまる1時間も無駄にしてしまった。

そんなこんなで、やっと辿り着いた小さな町。
苦労をした割には...、惹かれるモノがほとんど無い。
いや、きっとたくさんあるハズだけれど、こんな気分なので目に映らないのだろう。

カラダもココロもすっかり疲れてしまったので、切り上げて宿に帰ることに。
駅に行くと、電車はたった今発車したばかり。
次の電車は、...1時間後。

今歩いてきたばかりの道を引き返し、さっぱり物欲をそそらない土産物屋で時間を潰す。
こんな時の1時間は、何倍も長く感じる。
粘ってみたけれど30分ともたず退散、駅に戻る。

ふと電光掲示板に目をやると、乗る予定の電車の横に何か標示されている。
何だか、イヤな予感...。
普段はさっぱり当たらない勘も、こんな時に限って神懸かり的に見事的中してしまう。

「次の便は本日に限り、キャンセルになりました...」
ホームに流れる無情のアナウンス。
次の電車は、...さらに1時間後。

まるで魂が抜けてしまったかのように、ベンチで茫然と過ごす。
陽はすっかり落ち、風も冷たくなってきて、なんだか空しさがこみ上げてきた。
そして宿に向かう頃には、そんな心を代弁するかのように、また空が泣き始めた...。

旅にトラブルはつきもの。
その時はヘコむし、辛いし、大変だけれど...
それもあとから思い起こせば、旅の良い思い出だったりする。

悪い記憶を良い記憶に書き換えることができるのは、ヒトだけに与えられた特権かもしれない。

だから、旅は楽しい。

だから、旅はやめられない。

P.S.
クレジットカードで宿代を払ったら、帰国後に二重請求...。
返金処理、未だにさっぱり進展せず×××。
恐るべし、イタリア!。

2時間近く過ごした駅のホームから
オレンジ色の温かい灯りにホッと一息
沈んだ気持ちを優しく癒してくれた


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by photographerasuha | 2013-11-26 22:03 | Trackback | Comments(2)

最悪の日

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一番楽しみにしていた町での撮影の日。

例によって、朝から雨降り。
そして、雷と風のオマケ付き。
テンションは空のように、どんよりと...。

連日泣き続ける空に、なんとか笑ってもらおうと四苦八苦。
そんな思いが通じたのか、近くの小学校から賑やかな声が漏れてくる頃には、なんとか泣き止んでくれた。
ただ暗い雲は居座ったままで、いつまた泣き出すかもしれないので、急いで身支度して町へと向かう。

まずは、町全体を見渡せる高台へ。
ところが...、そこには立入り禁止の警告が。
連日の悪天候で地盤が緩んで、崖崩れの危険があるらしい。

残念だけど、入れないのでは仕方が無い。
もっとも、こんな天気では考えていたような画は撮れないだろうから、諦めもつく。
気持ちを切り替えて、海上から撮るために船着き場へ。

...が、「ボートを岸に着けられない」と。
さほど海面が荒れているようには見えないのだけれど?。
好転の見込みが無いということで、あえなくコチラもキャンセル。

気分転換を図ろうと、トラットリアでランチ。
スカンピやコッツェがたくさん入った『リゾット・アッラ・ペスカトーレ』。
普段なら大喜びなハズなのに、こんな時はちっとも美味しく感じられない。

悪い流れを断ち切るべく、隣の町へと移動することに。
駅に行くと、タイミングよく電車が入線。
待つこと無く乗ることができた。

「ラッキー!、これで悪運と縁が切れたっ♪」

いやいや...

そんなに甘くは無かった...。

=続く=

地中海の海の幸がたっぷりの漁師風リゾット
魚介のダシがしっかりとお米にしみて美味
お酒がイケる方は白ワインと一緒にドーゾ!


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by photographerasuha | 2013-11-18 23:49 | Trackback | Comments(0)

そして、嵐

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雨続きの旅は、なんとも気が滅入ってしまう。

ましてや、島を離れる日なんて最悪だった。
夜の間ずっと止むことの無かった、雨・雷・風 トリオによる三拍子の三重奏。
時おりやってくるff(フォルティシモ)のフレーズが、夢の中まで聴こえてきた。

朝一番のフェリーに乗るため、夜明け前にベッドを出る。
窓の外のまだ真っ暗な町を、稲妻がストロボを焚いたように明るく照らす。
濡れて滑りそうな石畳の坂道を港へと降りて行く途中で、雨脚はさらに強くなった。

「バケツをひっくり返した」なんて言葉じゃ足りないほどの大雨。
仕方が無いので、坂の途中の軒下で雨宿り。
しばらく様子を見ることにする。

ところが、意に反して雨は酷くなる一方。
それどころか、雷も風も釣られて暴れ出してしまった。
どうやら、空の神様は相当ご機嫌ナナメのよう。

そんな土砂降りの中、目の前を一匹の犬が通り過ぎて行った。
一瞬チラッとこちらを見たけれど、そそくさと雨のカーテンの向こうへと消えていってしまった。
「早く帰らなくちゃ、ヤバイよ、ヤバイよ」とでも言わんばかりに。

それから1分も経たなかっただろうか。
犬が去って行った坂の上の方から、ザワザワという音。
と思ったら、大量の水が押し寄せてきた。

どうやら、あまりの雨量に下水管のキャパを超えてしまったらしい。
激流に乗って、ダンボール箱だの、発泡スチロールだの、いろんなモノが流れてくる。
石畳の坂道は、あっという間に川のようになってしまった。

マンホールからは水が噴水のように吹き出し、みるみるうちに水かさは増えていく。
フェリーの出港時間が迫っているけれど、こうなってはとても歩けたものではない。
ギリギリまで待ってみる。

...が、タイムアップ。
残念ながら、最悪の状況。
突風が雨を横殴りに降らせ、雷も近くにバリバリと落ちる中を、歩き出さなければならなくなった。

水位はもう踝の辺りまで来ているので、当然スニーカーは浸水・水没。
傘は無用の長物と化し、下着までズブ濡れ。
もう、朝から気持ち悪いったらありゃしない。

そんな中を10分ほど歩いて、なんとか港に辿り着いた。
よくあるコトだけど...
途端に、嵐トリオのエキサイティングなセッションはいきなりの終演。

ただただ呆然としながら、まだ薄暗い海にフェリーボートの灯りを待った。

よくあるコトだけど...
フェリーボート、遅刻すること15分
早く言ってよぉ〜×××


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デザインフェスタ vol.38
ASUHA-明日葉-のブースへお立ち寄りいただきました皆さま
ありがとうございました
またお会いしましょう☆


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by photographerasuha | 2013-11-08 00:18 | Trackback | Comments(2)