シエスタ・フォトグラファー ASUHA-明日葉- による、ゆったり・まったり・のんびり癒し系ブログ。ウェブサイト In the town of SIESTA 本編とは少し違ったGraffiti(落書き)を描きます。


by photographerasuha
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エル・グレコ

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名作「受胎告知」を生み出した、画家『エル・グレコ』。

誰もが知る巨匠だけれど、その名前がいわばペンネームであることは案外知られていない。
"グレコ" はイタリア語でギリシャ人の意味。
それにスペイン語の冠詞 "エル" をくっつけたもの。

本名は、ドミニコス・テオトコプロス。
1541年、当時はまだヴェネツィアの支配下にあった、クレタ島の生まれ。
ペンネームのとおり、生粋のギリシャ人だ。

数多くの名作を残したエル・グレコ。
それでも、日本で鑑賞できる作品は、わずか2点のみ。
「受胎告知」はそのひとつで、倉敷の大原美術館に収蔵されている。

ところで、エル・グレコといえば...
大原美術館のすぐ隣に、その名前を冠した喫茶店がある。

古い洋館には鮮やかな緑色の蔦が、窓を潰してしまうほどに鬱蒼と絡まっている。
もっとも、窓ガラスは磨りガラスなので、外から中の様子を覗くことはできないのだけれど。
そんな緑一色の建物に、真っ白なドアと赤いテントの入り口が印象的。

開店したのは1959年(昭和34年)のこと。
ただし、建物はもっと古くて、大正末期の建築。
当初、美術館創立者の関連事務所として使われていたらしい。

そんな生い立ちなので、あちらこちらにレトロな雰囲気が漂っている。
古い作りのドアを開けた瞬間、オレンジ色の照明、板張りのフロア、木製の窓枠...
懐古的な空間が広がる。

たくさんある窓からは、蔦のフィルターを通して、優しい光が差し込んでくる。
そよ風にゆらゆらと揺られる蔦が、磨りガラス越しに映る。
その様はまるで影絵のようで、ずっと見ていても飽きない。

ゆったりと美味しい飲み物をいただきながら、何も考えずただただリラックス。
ある意味、贅沢な時間の使い方かもだけれど...
そんな時間も時には必要。

ココロにもシエスタを♪。

ここのおススメはコーヒーだけれど...
私はいつもミルクセーキ
その味わいもどことなく懐かしい感じ


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

「第19回 あ〜てぃすとマーケット in 横浜赤レンガ倉庫」に出展します(詳しくはコチラ
2013年7月26日(金)〜28日(日)
11:00〜18:30
横浜赤レンガ倉庫1号館・2階
ブースナンバー 2
入場無料です


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by photographerasuha | 2013-06-23 22:36 | Trackback | Comments(0)

美しきアートの町、倉敷

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里帰りしたとき、尾道と同じく、よく訪れる町『倉敷』。

子供の頃、親戚が住んでいたこともあって親しみ深い。
もっとも、駅周辺は当時とは変わってしまった。
駅のすぐ裏にあったクラボウの工場はチボリ公園へと姿を変え、それも数年で閉鎖されて、今は大きなアウトレットモール。

倉敷駅からぶらぶら歩いて15分ほど。
懐かしい感じのするアーケード街を抜けると...
古めかしい佇まいの町が目の前に現れる。

この辺りは、美観地区と呼ばれる観光エリア。
なまこ壁を持つ伝統的な家屋や蔵もあれば、レトロな洋式建造物もある。
和洋折衷でタイムスリップしてしまったような、ちょっと面白い町。

中心を流れる倉敷川沿いには、まるで江戸時代のような町並みが続いている。
その中ほどに、ひときわ異彩を放つ立派な建物がある。
大原美術館だ。

エル・グレコの "受胎告知"
クロード・モネの "睡蓮"
ポール・ゴーギャンの "かぐわしき大地" ...

ピカソにルノワール、ユトリロにモロー、それにロダンも...。
その美術品のコレクションが一級品なのはよく知られるところ。
だけど、1930年(昭和5年)生まれの「ハコ」である建物も素晴らしい。

太いエンタシスの柱が支える、古代ギリシャ様式の建築作品。
その姿は、アテネ・アクロポリスの丘に鎮座する、パルテノン神殿を彷彿とさせる。
それでも不思議なことに、この純和風の町並みにも、違和感無くすっかり馴染んでいる。  

この界隈には、他にもさまざまなミュージアムが点在する。
また、大原美術館前には絵描きさんが店を広げ、名産の備前焼やデニムをはじめとする民芸工芸品の店も数多く並ぶ。
さすがにパリのようにはいかないけれど、なかなかのアーティスティックな町。

梅雨真っただ中だけど、雨が似合う町並みでもある。
あえて雨降りの中、歩いてみるのもいいかも。
白鳥がゆったりと泳ぐ倉敷川に雨粒が描く波紋を眺めるのも悪くない。

倉敷川畔の古い町並み
川に沿って吹いてくる優しい風が栴檀の葉を揺らす
天気のよい日は木陰でシエスタを楽しむのも心地よい


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by photographerasuha | 2013-06-17 23:50 | Trackback | Comments(0)

ドビンに誘われて...

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かつてドビンがよく寄り道をしていた甘味茶屋に寄ってみた。

尾道の町は、ヨーロッパの町によく見られる「新市街と旧市街」を彷彿とさせるものがある。
観光客に人気の千光寺山界隈はいわば旧市街で、数多くの寺院と迷路のような古い町並みが続く。
まるで過去へとタイムスリップしたかのように、セピア色の景観がそこかしこに散らばっている。

尾道駅から商店街を抜け、平行して走る国道と山陽本線の線路を渡ると、そこからはもう別世界。
たちまちノスタルジックな雰囲気が満ちあふれ、流れる空気はやわらかくゆったりとしている。
地中海の町とは色も形も違うけれど、ここは紛れもないシエスタの町だ。

お目当ての茶屋は、踏切から千光寺へと続く石段を少し上ったところにある。
お店は昔ながらの民家をそのまま流用したモノ。
この辺りは、このように古民家を再利用したお店が多い。

玄関で靴を脱ぎ、ひんやりとした板張りの廊下を歩く。
色とりどりの花が咲く庭を望む席に通された。
もちろん畳敷きの和室で、その柱や梁の深い飴色が年月を語っている。

開け放たれた窓からは、そよそよと心地よい風。
その風が時おり下を走る電車の音を拾ってくるくらいで、蚊の飛ぶ音が聞こえるくらいの静けさ。
蚊取り線香の白い煙を、悪戯好きなそよ風が曲げてゆく。

名物の『はっさく大福』をいただく。
同じ尾道市・因島(いんのしま)産の八朔が、餡の中にひと房まるごと入っている。
何となく風変わりに思えるけれど、八朔独特の酸味と香り、餡のやさしい甘さとのコラボレーションは絶妙!。

美味しいお菓子とお茶をいただいて、ココロもカラダもすっかりリラックス。
こんな風通しの良い静かな畳の部屋にいたら、ついついシエスタしたくなってしまう。
他にお客さんはいなかったから、寝転んでしまおうかと思ったケド...。

帰り際、ふとレジ横の壁に何か貼ってあるのが眼に触れた。
犬の...写真が...たくさん...
在りし日のドビンだ。

懐かしくて、つい見入ってしまった。
何気なく茶屋に寄ってみたけれど...
もしかしたら、ドビンが案内してくれたのかも...?。

写真の中には、観光客を先導して歩く「ガイド犬・ドビン」の姿があった。

はっさく大福とお抹茶のセット
コーヒーもよく合う
入梅から秋までは八朔の収穫が無いので大福もお預け


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

「第1回 フォトフェス in Tokyo」に出展します(詳しくはコチラ
2013年6月8日(土)
10:00〜16:30
東京都・大田区産業プラザPiO
1F・大展示ホール
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by photographerasuha | 2013-06-06 22:01 | Trackback | Comments(0)
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帰郷ついでに、久しぶりに尾道の町を歩いてみた。

前回訪れたのは、父の葬儀の直後。
何か用があったわけではなく、気がついたら瀬戸内海が見える坂道を歩いていた。
この静かな古き良きシエスタの町に、癒しを求めたのかもしれない。

あれから、もう3年半近くが経ってしまった。
そんなに月日が流れていたとは、ただ驚くばかりだけど...
時の流れは本当に早い。

ただ、尾道の町の小路を歩いていると、そんなことは微塵も感じられない。
『時の流れ』がすっかり止まってしまったかのようなノスタルジックな町並み。
私が子供の頃からほとんど変わることの無い佇まいが、今もまだそこにある。

ただひとつ、変わったコトといえば...
ドビンがいなくなってしまったことだろうか。
(ドビンについては→コチラ←を)

写真を撮っている間、甘味茶屋の店先の金魚鉢の水で喉を潤していたり...
長い石段を上り疲れて木陰に腰を下ろすと、すぐ横に寝転がったり...
私が尾道を歩くときにはいつもドビンが傍にいて、微笑ましい姿を見せてくれた。

そのドビンもまた3年前の夏、虹の橋を渡っていってしまった。
かつて一緒に歩いた細道を辿ってみたけれど、町の様子は何も変わっていなかった。
私の前を先導して歩くドビンの姿が見えたような気さえした。

それでも...
やっぱり時は流れている。
瀬戸内の潮の流れのように。

千光寺へと続く長い石段の坂道
その途中から望む尾道の町並み
ドビンと肩を並べてこの景色を眺めるのは至福の時だった


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

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by photographerasuha | 2013-06-02 22:33 | Trackback | Comments(0)