スリ
2015年 02月 25日
前回のポストでは、旅先で出遭う犯罪に触れたけれど...
実は私自身、この南スペインの旅の間にいくつか遭遇することになってしまった。
ただ、実際に被害は無く、いずれも未遂に終わった。
それなりに用心していたからか、それともただ運がよかっただけなのかはわからないケド...。
ある日、バスの切符を買うために、ターミナルの窓口へ。
ふたつある窓口には、それぞれに3人ほど並んでいて、私もその後に続いた。
程なくして、自分の順番がやってきた。
係員に行き先を伝えると、「2ユーロよ♪」と返ってきた。
バッグから財布を取り出して小銭を探していると...
横からひとりのおばさんが割り込んできた。
日本でコレをやられると腹が立つのだけれど、向こうだとそれほどでもないから不思議だ。
まあ、時々あるコトだし。
なにやら係員と話しているので、その間にお金を用意しよう...
「ん???」
おかしい...。
何がおかしいって...
パンツの...ポケットに...
「誰かの手が入ってきてる!?」
ひょっとして、痴漢?。
いやいや、そうじゃない。
明らかに何かを探している。
「スリだっ!!!」
ポケットの中の手を巻き込むように、大きく身体を捻ってみる。
すると同時に、ある人物がよろけた。
そう、割り込んできたおばさんだ。
手元が見えないように、バッグと雑誌で巧みに隠している。
常習犯かもしれないが、なにしろヘタクソだ。
さすがにバレたと悟ったようで、そそくさと人混みの中に消えていってしまった。
幸い、盗られたものは無し。
ポケットには何も入っていなかった。
というよりも、普段から入れないようにしているからこそ。
それはかつての体験が教訓になっているのだけれど...
ー続くー
大きな町は犯罪も多くなる
そのターゲットとして日本人は人気が高い
人混みの中では、普段より少しだけ慎重に!
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by photographerasuha
| 2015-02-25 23:14