シエスタ・フォトグラファー ASUHA-明日葉- による、ゆったり・まったり・のんびり癒し系ブログ。ウェブサイト In the town of SIESTA 本編とは少し違ったGraffiti(落書き)を描きます。


by photographerasuha
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

マタシテモ、鞆の浦

f0203836_23512241.jpg


先週末から『流星ワゴン』というドラマが始まった。

重松清さん原作の同タイトルの小説をテレビドラマ化したものだ。
私はドラマはまず観ない...、というよりテレビ自体あまり見ないのだけれど、今回はとりあえず録画だけしておいた。
というのも、私の故郷である広島県福山市がそのロケ地になっているからだ。

それを知ったのも、実家の母から電話があったからだった。
連絡が無ければ、いつもどおり気にも留めなかっただろう。
もっとも、その録画したモノを観るかどうかはワカラナイけれど。

その程度の関心なので、録画予約していることなんてすっかり忘れていた。
で、お風呂上がりに天気予報でもやっていないかとテレビを点けたら、どこか見覚えのある風景が...。
あれ?...これって...

「トモじゃろ?」

こんな時は、なぜかつい方言が出てしまう。
テレビの画面には、鞆の浦(とものうら)の町が映っていた。
地元の人は、略して鞆(とも)と言うのが普通だ。

鞆の浦については、このブログの過去のポストでも何回か採り上げたけれど...
福山市の南部、瀬戸内海を臨む小さな古い港町で、戦火を免れたために江戸時代からの建物が多く残っている。
数年前には坂本龍馬の隠れ家が見つかったり、朝鮮通信使のための迎賓館であった対潮楼という貴重な史跡があったりと、歴史好きな方の間ではそこそこ有名な町だ。

また近いところでは、宮崎駿監督が滞在してその作品『崖の上のポニョ』の構想を練った場所としても知られている...
が、知名度はまだまだといったところだろう。
とても残念なことだ。

地方都市の農漁村部の多くが限界集落化しているように、鞆の町も同じ方向へと進んでいる。
要は、若者は都会へと出て行き、高齢者が残されているという状態だ。
その対策として交通アクセスを改善するために、あの美しい港を埋め立てて橋を架けるという話もあったのだけれど、それは魅力と財産を自ら捨ててしまうようなものに思える。

私が子供の頃には、まだまだ活気があった。
船着き場の辺りには、漁師が獲ってきたばかりの魚をその奥さま方が即売するリヤカーがたくさん並んでいたし、その魚を買い求める客もまた多くいたものだった。
時の流れは時として冷たく、今はそんな様子もすっかり少なくなってしまった。

それでも、最近は若い人たちが古民家を利用して食堂やギャラリーを開いたり、それに感化されたお年寄りが奮起してカフェをオープンしたりと、息を吹き返す気配を見せている。
ただ、それもお客さんが来てくれなければ成り立たない。
映画やドラマを観て興味を持たれた方が、少しでもたくさん鞆の浦を訪れていただければ...と願ってやまない。

目新しいものは無いかもしれないけど、古き良き時代の風が今も流れる町。
素朴で静かな、鞆の浦。
瀬戸内のシエスタの町だ。

瀬戸内の海の幸があがる鞆港
漁船のエンジン音がBGM
ひなたぼっこするネコの姿も多い


人気ブログランキングへ
にほんブログ村 写真ブログへ
にほんブログ村
[PR]
トラックバックURL : http://siestablog.exblog.jp/tb/23585058
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by photographerasuha | 2015-01-23 00:01 | Trackback | Comments(0)