白熱電球
2014年 05月 08日
シエスタの町の夜の通りは、なんとなくゆっくりと歩きたくなる。
白熱電球の街灯が作り出す、オレンジ色の癒しの世界。
ガス灯ではないから熱を発するわけではないけれど、なんともいえない温かみが伝わってくる。
その穏やかでムーディーな灯りは、心の中まで届いて、優しく照らしてくれる。
以前のポストにも書いたけど、その様子も少しずつ変わってきている。
街灯もランプも、そして部屋の照明も、蛍光管やLEDへとリプレースが進んでいる。
日本もそうだし、世界的な流れなのだから当たり前のことだけれど...、ひとつ残念なことがある。
日本では蛍光管にしろLEDにしろ、電球色、つまりオレンジ色のモノはどこでも手に入る。
ヨーロッパで電器屋を覗いたことは無いけれど、きっとそれは向こうでも同じだと思う。
なのに、どういうわけか殆ど使われていない。
だから、新しく取り替えられた街灯は、真っ白な灯りに。
コレが、どうにもヨーロッパの町には似合わない。
どこか無機質というか、さっぱり表情が無くなってしまう。
町の灯りだけではない。
レストランでの食事、パブでの一杯、ホテルのベッドルーム...。
どれも、オレンジ色の演出があればこそだ。
ところで、その電球色の蛍光管やLED。
我が家でもあちらこちらに使っている。
色こそ白熱電球にソックリではあるけれど...
やっぱり...どこかベツモノなんだなぁ...。
シエスタの町の夜の路地裏
昼間とはまた別のステキな表情を魅せてくれる
ただし、歩く時は充分気をつけて!
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「デザインフェスタ vol.39」に出展します(詳しくはコチラ)
2014年5月17日(土)・18日(日)
11:00〜19:00
東京ビッグサイト・西ホール
1階・ブースナンバー G-444
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by photographerasuha
| 2014-05-08 23:48