シエスタ・フォトグラファー ASUHA-明日葉- による、ゆったり・まったり・のんびり癒し系ブログ。ウェブサイト In the town of SIESTA 本編とは少し違ったGraffiti(落書き)を描きます。


by photographerasuha
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続・黒い扉

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---前話の続き---

「あの~、ココで何か作ってるのですか?...」

「ああ...」
私の問いかけに、その年輩の男性はニコリと笑って答えた。

「ワインだよ」

なるほど、あの一寸醤油のようなニオイは、ブドウが発酵しているニオイだったわけだ。
「さあ、中にどうぞ、フレンド!」
男性は快く招き入れてくれた。

さほど広くは無い部屋に、醸造に必要な一連の器具が所狭しと並んでいる。
そのどれもが、古びて年季が入ったものばかりだ。
昔から村に伝わる伝統的なやり方を継承しているのだろう。

真ん中には大きな木製の樽がふたつ。
蓋を開けてくれたが、暗くてサッパリ様子がわからない。
ピントを合わせることなどできなかったけど、いくつかシャッターを切った。

「耳を近づけてごらん」

そう促されて、ゆっくりと樽の中へと耳を近づける。
シュワシュワという、心地よい音が聞こえてくる。
ブドウが発酵して、ワインへと姿を変えようとしている音だ。

不思議な音...。
まるで、何か話しかけられているようにも聞こえてしまう。
"生命" を感じる、なんとも言えない音だった。

村で獲れたブドウだけを使ったこのワイン。
そのほぼ全てが、この村の周辺だけで消費されるらしい。
島の外に出ることは無い、とてもレアな一品だ。

ところで、ワインといえば、日本ではフランス産が有名だけど...
ヨーロッパにおけるワイン発祥の地が古代ギリシャであることは、案外知られていない。

ワイン通の皆さん。
このギリシャの島の伝統的なワイン。
試してみてはいかが?。

樽の中で仕込みを待つブドウたち
赤ブドウも白ブドウも
果皮も果梗(かこう:房の軸)も一緒に


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Commented by O&クロ at 2013-02-11 06:46 x
葡萄のとれる場所では必ずワインが作られるみたいですね。うちの地域はワインの産地なので、畑の大半が葡萄です。これほど小さなワイナリーはありませんから、どんな味か試飲してみたいですね。うちの近所でも味に人柄が出るので、小さな所なら、その人らしい味になるのでしょうね。
Commented by photographerasuha at 2013-02-11 21:24
O&クロさん

ワイナリーというより、工房といった方が良いかもしれません。
本当に小さな醸造所です。
ギリシャの島には、このような小さな醸造所が点在しています。
フランスやイタリアのワイナリーのようなお洒落さは全くありませんが、愛情を込めてワインを造っているというのはよく伝わります。
私はお酒が全くダメなので、その味わいを伝えることができないのですが...。

スタンダードなものの他に、赤ワインにハチミツやクローブ、シナモンを加えたものも見かけました。
健康酒のような感じで親しまれています。
日本でいえば、「養命酒」的なものですかね。
by photographerasuha | 2013-02-09 23:34 | Trackback | Comments(2)