温かな山小屋
2011年 11月 05日
アラスカの森を守るレンジャーの山小屋にて。
アラスカン・ハスキーの子犬たち。
この子たちは、ここで生まれて、ここで育ち、ここで一生を送る。
彼らの親は、犬橇(いぬぞり)の引き手を担っている。
総勢40~50頭はいるだろうか。
スノーモービルが台頭しているとはいえ、犬橇も冬のアラスカの森ではまだまだ重要な移動手段。
雪の無い季節の間(...と言っても、僅か3ヶ月ほどだけど...)も、雪の代わりに砂利を敷き詰めた道で毎日訓練が続けられる。
極寒の気候に強く、強靭な足腰と豊かなスタミナを備えたアラスカン・ハスキーは、生まれながらにしてその資質を持っている。
この子たちもまた、ゆくゆくは一人前の引き手へと育っていく。
そして、その中の一番のエリート2頭が、リーダーとして犬橇の先頭を任される。
もっとも、今はそんなことなど知る由も無い。
レンジャーの足下で、ひたすら眠っている。
穏やかな寝顔。
スースーという寝息...。
そんな様子を見ているレンジャーの表情もまたとても穏やかだ。
極寒の地の山小屋は、暖炉の火と癒しの空気で満たされ、それはそれは温かかった。
暖炉の前で眠る子犬たち
温まった毛布はまるで母親の温かさ
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by photographerasuha
| 2011-11-05 21:06